こんにちは、のらです。
この記事では
・カウルやシートを取り外したり、作業が大変そう
・バイクにUSB電源を取り付けるスペースが無い
と感じている方に、「デイトナ・バイク用USB電源」をご紹介します。
デイトナ バイク用USB電源のおすすめポイントはこんな感じ!
・カウルやシートを取り外す必要が無い
・狭い隙間に設置できる
USB電源の取り付けハードルが、一気に下がる製品だと思ったので今回ご紹介します。
また、取り付けハードルが下がったとはいえUSB電源の接続は難しいのと、準備するものが必要なので取り付け方と必要なもの含めて紹介していきます。
「デイトナ・バイク用USB電源」の概要
「デイトナ・バイク用USB電源」は、バイクのハンドルに取り付けるUSB電源です。
基本仕様は、こんな感じです。
・2ポート仕様
・13.5mmの薄型
・バイクのブレーキスイッチから電源を取る
・メインキーと同時に電源ONになる
このUSB電源の一番良い点は、バイクのブレーキスイッチから電源を取れるという所です。
ハンドル周りだけ、配線を繋げる作業をすればよいのでシートやカウルを外す手間を減らせます。
また、セット品の中身で作業が完結するので、別途配線を作る必要もありません。
メインキーをOFFにしている間は電源が供給されずバッテリー上がりを防止してくれます。
取り付けイメージ
ブレーキスイッチの電源は、ACC電源と呼ばれるものが供給されています。
ACC電源は、簡単に言うとメインキーをONにすることで電気が供給される電源です。
イメージは、こんな感じ↓
この電源線を、ブレーキスイッチの個所で分配してUSB電源として使用します。
右ハンドルの、ブレーキのこのあたりに線があります。
電源線を取り外すと、こんな感じになるのでここに分岐ケーブルを取り付けます。
※電源線が、上図のような形ではなくカプラと呼ばれるプラスチック状のコネクタが付いている場合があります。その場合、このUSB電源は使用できないのであらかじめご自身のバイクのブレーキスイッチをご確認ください。
ケーブルを取り外したら、「デイトナ USB電源」に付属しているケーブルを、下図のように接続します。
赤い線が2つついてるので、片方を取り外した電源線に、もう片方を車体側に繋げるイメージです。
この際、黒いケーブル端子は「ボディアース」と呼ばれるところに繋げます。
電気はプラス側からマイナス側に流れる特性があるのですが、要はマイナス側に繋げるためにこの端子があります。
場所は、車種によって違いますが「車体のねじ止めがしてある箇所」で「電気が流れる箇所」を探す必要があります。
そこを探す方法は、↓の「取り付け作業」の章で説明します。
取り付け作業
必要なもの
最低限必要なものは、以下になります。
・検電テスター
・デイトナ USB電源本体
・防水テープ
工具(ドライバー、ペンチ)
工具は、ドライバーと細いタイプのペンチがあれば作業できると思います。
必要なサイズは、車種によっても異なると思うので↓のようなバイク用の工具セットを購入すると幅広く対応できると思います。
検電テスター
検電テスターは、ブレーキスイッチの電源線の「+側」を判別するために使用します。
USB電源は、赤い端子を+側の電源に接続する必要があります。
ブレーキスイッチには、線が2本つながっていて目で見ただけではどちらが「+側」か判別できません。
その為、検電テスターで+側を判別する必要があります。
おすすめは、以下のテスターになります。
とがったほうを+側か確認したい部分にあて、クリップ部分を電気が流れそうな金属にあてます。
+側の場合、検電テスターが赤い光と音で通知してくれます。
防水テープ
端子がはみ出てしまっている箇所を、防水テープで保護する必要があります。
おすすめは、以下の巻いた後に自己融着してくれるタイプのテープがおすすめです。
間違えて巻いてしまった時に、はがしやすく巻いた後もしっかり張り付きます。
ケーブルをまとめる際にも、使用できます。
USB電源を取り付け位置に仮留めする
まず、USB電源を取り付けたい箇所に仮留めします。
この際、隙間が足りなかったら隣接しているブレーキレバーやミラーの位置を調整してみて下さい。(Ninjaは、ブレーキレバーの位置の調整が必要でした)
検電テスターで+の位置を判別する
検電テスターで、電源の+側を判別します。
ブレーキスイッチに被せてあるゴムを少しだけめくり、メインキーをONにした状態で、テスターを当てます。
上のページで紹介したテスターだと、音と赤い光で通電を知らせてくれます。
テスターのクリップ部分は、電気が流れそうな場所ならどこでも良いですがNinjaの場合フロントフォークに当てて使用しました。
+の線にUSB電源の分岐ケーブルを接続する
メインキーをOFFにした状態で、分岐ケーブルを接続していきます。
まず、ブレーキスイッチに接続してある+側の電源線を抜きます。
線が切れないように、丁寧に抜くと良いです。抜きづらい場合は、ペンチを使用すると抜きやすくなります。(少なくともNinjaはペンチを使わないと無理でした)
線を抜いたら、USB電源付属の分岐ケーブルを取り付けていきます。
線にダメージを与えると、作業が水の泡になってしまうのでここも優しく取り付けるように意識しましょう。
Ninjaの場合、このスペースが極端に狭く一番の難関ポイントでした。
USB電源のボディアース場所を探す
+側の電源に、分岐ケーブルを取り付けられたらボディアースを探していきます。
まずは、車体のねじ止めがしてある場所を探しましょう。
USB電源の黒いケーブル端子が届く範囲かつ、配線が上手く隠せそうな位置が必須です。
その為、出来るだけブレーキスイッチの近くが良いと思います。
ねじ止めがしてある場所を見つけたら、検電テスターで電気が通る場所かどうかをチェックします。
検電テスターの黒クリップ部分で、ねじ止めしてある場所を挟みます。(上の写真はナットを挟んでますが、イメージ図なのでご了承ください)
黒クリップでねじ止め部分を挟んだら、分岐ケーブルの少し端子が出ている部分(オレンジの丸印)をテスターで当てます。
電気が通っていることを確認できれば、USB電源のマイナス端子を接続していきます。
ボディアースにUSB電源のマイナス端子を接続する
ボディアースが確認できたら、USB電源のマイナス端子を差し込みます。
私の場合、ミラーを固定しているねじ穴が位置的によさげだったのでここにマイナス端子を固定しました。
USB電源が通電しているかを確認する
マイナス端子を接続したら、実際にUSB端子から充電できるかを確認します。
スマートフォンを接続して、キーONした時に充電がされ、キーOFFすると充電が停止することを確認します。
USB電源本体を本留めして、配線をまとめる
ここまで出来たら、仮留めしているUSB本体を本留めします。
その後、配線をまとめていきます。
配線をまとめる際に、ハンドルを左右に切った時に配線が負荷がかからないかチェックしながらまとめていきます。
結束バンドがUSB電源に付属しているので、活用すると良いです。
端子がむき出しになっているところは、防水テープで巻いていきます。
ハンドルを左右に切って大丈夫な配線にして、防水保護をすれば完璧です!
まとめ
今回は、
・カウルやシートを取り外したり、作業が大変そう
・バイクにUSB電源を取り付けるスペースが無い
と感じている方に、「デイトナ・バイク用USB電源」をご紹介しました。
バイクUSB電源の取り付けハードルが、ぐっと下がる製品になっているので是非ご検討ください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
ではでは~